フリーランスエンジニアは、自分から仕事を取りにいかなくてはなりません。仕事を取りに行くにあたって、セルフブランディングが重要となってきます。セルフブランディングとは自分自身を一種のブランドにして、認知度を高めることが目的のプロモーションの手法の一つです。
セルフブランディングがフリーランスエンジニアに必要な理由は、自分の宣伝になるからです。自分の特徴や仕事への考え方を発信することで、取引先が仕事を発注してくれるかもしれません。また自身の価値を高めることで、より良い条件の案件を獲得できる可能性も上がります。セルフブランディングし始めてから売り上げが数倍アップしたというエンジニアも見られるほどです。一種のPR活動として、フリーランスエンジニアがセルフブランディングをするのはプラスだといえるでしょう。
ただしセルフブランディングのやり方を間違えると、逆にデメリットの方が大きくなってしまう恐れもあります。セルフブランディングをするためには、だれに対して発信するのか具体的にターゲットを決めることが大事です。マーケット・セグメントといって、どのマーケットで自分をアピールするのが適しているのか考えましょう。そのうえで、そのマーケットがどんな人材を求めているのかを把握しましょう。ニーズに対して自分にはどのような特性があるのか、長所と短所を理解する自己分析を行います。そうしてマーケットのニーズに対して自分はどんなものを持っているか、それがマーケットにとってどんなメリットをもたらすかをアピールできるようなセルフブランディングを考えていきましょう。